1.10月の捨て松
松は根付きが悪いが10月に植えると殆どが根付く。
2.冬の休、夏の休眠
冬季の樹木の休眠は落葉期から新芽が出る前。夏季の休眠は7月25日から8月10日まで
といわれる。
3.蔓を切るなら花咲きが良い
花時期には蔓の伸長は行なわれない。さらに、栄養を消耗した頃に切ると萌芽力を抹
殺できる。また、栄養分に富んだところから雑菌が茎内に入り蔓そのものを枯らすと
といわれる。
4.山を買うなら出しを買え
道の無い場所では搬出費がかさみ儲けがない。たとえ美林でも道がなく作業道開設に
よる費用で利益に繋がらない。
5.竹を枯らすには梅雨に切れ
梅雨時期は材の水分が多く糖分やアミノ酸が多く腐食菌が繁殖しやすい。また、タケ
カミキリ等の害虫の産卵期であり竹が枯れ易い。
6.山に入る時は地蔵に頼む
人が住む人間界から、山(異界)に入る時、その結界に地蔵が置かれている。そこで
魑魅魍魎が棲む山(異界)に対し地蔵に案内を請う為といわれていた。さらに、山の
神(山姥)は人間を極端に嫌いであり人間が来ると知るとその山からいなくなるそう
である。
7.杣人の山祭り
毎年、12月8日は山に入ってはいけない。また、鉈、斧、鋸、鎌等の光もの切れるも
のを使ってはいけない日であった。
そこで、杣人(山仕事の専門家)は山仲間を集め酒魚で一年の疲れを落とすとともに
山神にお神酒を捧げた。